議員通信簿(H23第3回定例会、第4回定例会)
「H23第3回定例会」、「H23第4回定例会」の議員通信簿を公開いたしました。
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<<議員通信簿(2011年9月~12月分)>>
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議会ウォッチャー・仙台の活動の再開にあたって
●H23年第3回定例会議員評価(全25名)
●H23年第4回定例会議員評価(全23名)
議会つれづれ記 7
-「広域処理」と「焼却処理」-
昨年11月21日の「経済環境委員会」で、ガレキ処理の問題が話し合われた。「委員会」が開かれた段階で、撤去率は94%、域内処理でガレキを処分する方針である。
「広域処理」により遠く離れた他の自治体で焼却処理を行い、その焼却灰を返還する、というやり方には、復興財源をめぐる利権の問題もからみ、識者から多くの疑問が出されている。域内処理でガレキを処分した阪神大震災の時とガレキの量はそう変わらないのだから、この点に
ただし、「焼却処理」に関しては、問題が残るのではないだろか。焼却灰に放射能が濃縮され、排ガスに含まれる放射能も、低濃度ではあるが体内被曝の原因となる、という指摘もある。この問題に関しては、専門家の間でも意見が分かれており、バグフィルターによっては放射能を補足出来ないし、排ガス中の放射性物質の測定方法も確立されていない、という意見もあれば、高性能フィルターであれば放射能を補足できる、という主張もある。しかし後者の場合でも、高性能フィルターは熱に弱いので、現場で充分な試験が必要、と慎重な対応を求める点では意見は一致している。東京都が排気系統の試験をせずに焼却を行っていることに警鐘を鳴らす識者もいる。
12月の「委員会」では、「環境を悪化させない手だて」について質問した議員もいるが、この問題に関しては、議会は行政に対してもっぱら「現状はどうなっているか」というお伺い質問にとどまってる。少なくとも、昨年の委員会の議事録を見る限り、自ら情報収集し、調査した、という形跡がない。事は市民の生命と健康に係わるものである。充分調査した結果問題はない、というのであればもちろんそれで良いだろう。しかし、単に行政に質問し、問題が起きないようにしてください、とお願いするだけなら、議会の役割を果たしているとは言いがたいのではないか。
自ら情報を収集し調査する(必要であれば対案を提起する)、そのために政務調査費はあるはずである。 (り)
議会つれづれ6
地域経済活性化調査特別委員会
2月1日(水)13:30~15:30
JA六郷支店2F会議室で津波により被災された各地区の代表者の意見徴収
東部道路を挟み東と西での津波被害は天国と地獄ほどの差があり出席者の中でもかなりの温度差を感じた。
西地区は床下、床上程度の浸水、しかし東側地区はすべて流された方々が多い。
田畑の被害も甚大で塩害と瓦礫とで営農者の方々の苦悩は計り知れない。
傍聴していて胸が詰まりそうになる。
農作業には欠かせない物置倉庫もすべて流された。コンバイン、トラクターなどの高価な農機具も跡形もなく流された。高齢化が進んでいる農業従事者は機械無しでは到底営農は不可能である。
地元葉野菜の半分以上を出荷していた地区ではまず畑の土を天地換えしなければスタートできない状態と訴えた。復興財源を利用しユンボを調達し自分達で復興に向かって動こうと申請をだしたそうだ。しかし行政がいろいろな規制をかけて動けない。許可を下ろさない理由がその他の土木工事にも使えるものだからだそうです。このような状態が長引くようだと何とか前に進もうという意欲も失せて離農する農家が増えるのではないかと危惧される。
「議員さんが頼みの綱」
代表の皆さんは口々に行政のすばやい対応をと訴えておりました。
こんなときこそ議員の出番だろう! (も)
議会つれづれ 5
今週は3つの委員会が行われた。
① 1月17日(火)13:00~ 東西線整備・まちづくり促進 調査特別委員会
② 1月18日(水)13:00~ ライフライン・新エネルギー創出 調査特別委員会
③ 1月20日(金)13:00~ 市民教育 常任委員会
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②の委員会で委員が「市民のコンビニ化」という意見がでた。つまり災害に備え最低限数日は凌げる米、味噌、醤油を家庭で備蓄しておくというおばあさんの知恵袋的先人の教えが当たり前でなくなっている。
日々の食事をコンビニですべてまかなえる世の中になりストックをもたない人が増えてきているということだ。実際わたしも震災翌日から食べ物がないと右往左往している方々をたくさん目にしている。
委員の指摘はこれからも「コンビニ化」がどんどん進んだとしたら公的にどれほど備蓄を増やしていっても到底間に合わない状態になるだろう。
災害時に備え自分の身は自分では守るという意識をもっと持たなければならない。
③の市民教育委員会の当局の報告のなか現在50名の児童が弁当持参だという。給食における放射能物質を恐れてのことだが「給食は教育の一環である」と市では給食辞退を認めていない。ですので50人の給食は毎日作られそして捨てられているという。
市教委は昨年9月からやっと使用頻度の高い食材から2,3品サンプリング検査をしはじめた、更に近々独自の簡易測定器を導入する予定だそうだ。
「安全、安全」といわれて騙されてきた経緯があるのだから疑心暗鬼になるかたがでるのはごもっとも。
100%安全な給食を提供し親御さんの不安を払拭する努力をこれからも続けていただきたい。 (も)
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