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  • [懲罰騒動シリーズ]5
  • [懲罰騒動シリーズ]5

    2019年03月28日

    議会としての品位とは

    昨年の予算等審査等特別委員会での懲罰騒動から1年経ち、今年の委員会はどうなるのか注目しておりましたが どうやら平穏なまま閉会しました。

    他の自治体の中には、それこそ暴力的な発言や行為も聞かれたりしますが、仙台市議会の場合、各議員の議場での態度や議論は、はたして品位のあるものだったのでしょうか?

    昨年の懲罰動議が出された理由に、不規則発言(ヤジなど)などが「品位に欠ける行為」とありますが、何を基準に品位の有る無しが決められるのか、品位とは何なのか? を考えざるを得ません。

    不規則発言が全て「品位が無い」と言えるのでしょうか?

    それとも品位のある不規則発言というものがあり、それなら許されるのでしょうか?

    頻繁に不規則発言をしている ある議員には懲罰動議が出されず、別の議員には出されるとしたら、その動議を受けるかどうかを判断する基準を議会は示していただきたい。

    特に今回のように、多数会派の議員らが少数会派の議員に対する懲罰動議を出す場合は、特に議会としての「品位」が問われるのではないかと思い、それはこのシリーズを書くきっかけとなりました。

    議会ウオッチャー ・仙台は、議員の議場での態度を毎回3人以上の目でチェックしています。

    このHP上にその結果を出していますが、特に「居眠り」については、未だに無くなりません。

    「居眠り」に品位の有る無しがあるとは思いません(見るからに酷いものと そうでもないものはあるかも)ので、各会派 各議員 の皆さんには、「品位のある」態度かどうか正していただきたいものです。

    その上で、「品位を欠く」などの理由で懲罰動議を提出するのならまだいいのですが。

    しかも、そもそも そのような議場にならないよう「品位」のある議長の差配や配慮が求められるはずです。

    結局、今回の懲罰騒動そのものが品位を欠くものだったのではないか?と思う方もいらっしゃるでしょう。

    最後に、仙台市議会の品位を保つには、市民ひとりひとりが当事者性を持ってチェックする事が何より大事、と付け加えさせていただき このシリーズを終えたいと思います。

     

    駄文拙文をお読みいただき ありがとうございました。      (TS)