開かれた仙台市議会望む
2018年09月01日
仙台市の議会の傍聴を始めて10年目に入り、感じることは、本当に市民に開かれた議会になっているのか、ということです。
例えば、常任委員会では傍聴者に資料が配られません。宮城県議会での常任委員会の場合、報告書類などの必要な資料が傍聴席に置いてありますが、市の常任委員会ではその日の日程表と席次表があるだけでその他の資料はありません。そのため、審議中に当局から「何ページをご覧ください」と答弁されても、何が書かれているか、その場で知ることは不可能です。
なぜ傍聴者に資料を出すことができないのか、市の議事課へ問い合わせをしました。すると議会運営委員会で決定していることなので、配布できないとの回答でした。常任委員会が始まれば議会図書館で閲覧できるそうですが、傍聴者は審議をしているその場で知りたいのです。報道関係者には資料を配布しているにもかかわらず、なぜ傍聴者には提供できないのかが理解できません。
民主主義の基本は主権在民です。議員になるとお忘れになるのでしょうか。議会運営委員会は今後、県議会や他都市の議会を見習い、傍聴者にも資料を配布するよう改善されることを望みます・
上原 仁
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